登場人物 紹介
舞浜和樹 主人公の親友。 自分がひとりっ子のため、妹のいる主人公のことをいつも羨ましがって いる。 所属している野球部では、1年生の頃からエースピッチャーとして君臨。 女子からの人気も高く、周囲からはなぜ恋人をつくらないのかと不思議 がられている。 最近は何かと、優香のことを気にした言動が多いようだが…。
「和樹君、昨日は試合だったし疲れたでしょ?」
「うんっ。ボク、疲れたでちゅよー。 昨日は優香ちゃんのためにがんばったでちゅ♪」
「さ…さっきは、あのぐらいで疲れるような練習は してないって…」
「なんでちゅか、あなたは?」
「気持ち悪いって、その赤ちゃん言葉…」
「なんで? かわいいじゃん、ねぇ〜?」
「でちゅ〜♪」
「…………」※注:お兄ちゃんは親友に激しい殺意を覚えています
「最近、優香ちゃん……生理がきてないらしい」
「ぶっ、生理がきてない!?」
「生理がきてないって、どういうこと? まさか、優香……ご懐妊?」
「…心当たりはあるわけだな、達也」
「…………」
思い返してみても、どれのことやら……な状態。後悔したところで、今すぐ優香に生理がくるわけでもない。
保健体育の授業で、しつこく避妊には気を使えと教えられていたというのに…。
「おい、達也。どういうことだ! 今、優香ちゃんが泣きながら廊下を走って…」
「…お前、何やったんだよ?」
「いや…」
「いやじゃねえだろ! お前…何、優香ちゃんを泣かせてんだよ!?」
「…俺は往生際が悪いだけさ。 だから今日まで、野球を続けてきた」