「はあ…はあ…純子さん、俺……すぐ出ちゃいそう
 なんですけど」

 

「え…出ちゃう?」

 

「その…こういうの初めてなんで、なんていうか…」

「…………」

「さっきから……気持ちよすぎて」

「んっ…ちゅっ…んっん…ちゅっ…ちゅっ…ぢゅっ、
 ちゅぅっ…ちゅっ…ちゅるっ…ちゅっ…ぢゅっ…」
(テキスト表示なし&キス音リピート)

 

心の不安を打ち明けると、純子さんは優しく微笑んで
唇を重ねてくれる。

 

一方的に舌を吸われ、腰の動きが円を描くように
変わった。

「…我慢しないでいいよ」

 

「でも、俺ばっかり気持ちよくて、純子さんの方は…」

 

「わたしに気を使ってくれてるんだ?」

「…………」

 

リードされっぱなしで、男らしいことは何もできてい
なかった。

 

セックスの経験はなくても、知識としては頭の中に
ある。

 

セックスで女の人を気持ちよくさせられるかどうかは、
男のテクニック次第であることは……。

「…やっぱり、男の子なんだね。たっちゃんは…」

「ああっ…純子さ、待っ…」

「でもね…こういう時ぐらい、自分勝手になっていい
 んだよ」

「うっ、あっ…あ…くっ…」

「たっちゃん、さっき……ひとりエッチもしたことが
 ないって言ってたでしょ?」

「それって、すごいことなんだよ。今までずっと溜め
 てきたものが、初めて身体の外に出るんだから…」

「うっあ、あっ…純子さんっ…ほんとにもう俺っ…」

「ずっと見ててあげる。
 たっちゃんが男の子を卒業するところ…」

「わたしがたっちゃんを男にしてあげる。
 みんな、わたしが受け止めてあげるっ」

 

 

 


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