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 主人公・ヒロは、外見も性格も2.8枚目の気楽でおバカな
 尾坂野学園2年生。

 その幼なじみである野崎舞ちゃんは、しっかり者だけれど
 主人公の前では素直になれない女の子。

  物心ついた時から家族ぐるみのお付き合いをしていた
 二人でしたが、ある日、二人の両親が結婚20年目の
 記念旅行に大リーグ観戦ツアーなるものへ出かけてしまいます。

 何でも、日本人大リーガー同士が対決する人気のカードだとか。

 大リーグは現在、引退した鈴木二郎(現在は消息不明)の跡を
 継いで、松居勝雄と松居秀幸の「ダブル松居」が旬。
 野球ファン垂涎モノの直接対決に、息子や娘を置いて、
 いざアメリカンドリームの地へ。

 しかし舞ちゃんは年頃のうら若き乙女。
 野崎ママも、女の子ひとりを留守番させて旅行に行くのは
 少し心配なようです。

 そんなわけで、両親が旅行へ行っている間、
 ひとつ屋根の下で共同生活をすることになったヒロと舞。


 
「ヒロくんなら、舞のことを任せて安心だものね♪」


 舞ママに頼まれ、軽くそれを引き受けたヒロくんでしたが…。



クラスメートが普通に初体験を済ませていく中、
 やりたい盛りの童貞くんは焦っていました。

丈の短いスカートから顔を覗かせる元気な女子の太腿。
かわいいあの子が屈んだ際に上から見下ろすと、
まだ未成熟な乳房の膨らみが、
そして色素の沈着が薄い、無垢な乙女の乳輪が!

(よし、決めた。俺はこの夏、童貞を捨てるぞ)

(それにはまず、相手を探さないとどうにもならない
 わけだが…)

 

 やはり、相手が誰でもいいというわけじゃない。
 どうせやるなら、かわいい方がいいというのは素直な男心。

(しかし、うちのクラスにフリーでかわいくて、
 やらせてくれそうな女なんて…)

「どうしたの、ヒロ。さっきからキョロキョロして…」

「…………」

(フリーでかわいくて、やらせてくれ……ないよなぁ。
 こいつは…)


 なまじ付き合いが長いだけに、そういう関係にはなれない二人。

 それ以前に、いくら幼なじみだからと言って
「童貞捨てたいからエッチさせてくれ」なんてことは…。

 

「…なあ、試しにやってみねえ?」

「やるって何を?」

「だから、セックスを」

「誰が?」

「お前が」

「誰と?」

「俺と」

「…………」

「舞…?」

 

 がばっ!

「セ、セックスぅ!? わたしがヒロとぉ!?」

「おい、バカ! いきなり大声を出すなっ!」

「無理、絶対無理。ありえないから…」

 と、ほんとに言ってしまうヒロ君でしたが、
舞ちゃんには素で引かれてしまいます。



普段からちょっぴり気が強くて、
ヒロとは口げんかすることも多い舞ちゃん。

当然、いくら幼なじみだからと言って、
 都合良くM字開脚とはいかないわけで。

「マジで悪かった。
 いくら幼なじみって言っても、非常識だったな」

「…………」

「ああ、着替えするんだっけか。
 なら俺は下のリビングに行ってるわ」

「…ねえ、ヒロはしたことあるの?」

「ん…何が?」

「だから……女の子とエッチなこと」

 その時、「これはやれる」と思いましたね。
 なんていうか、処女臭? 匂うんですよ。
 ムチムチの太腿をすり合わせながら、何かを言いたげに
 しているアイツを見ていたら、俺も…
               (東京都 Hさん 学生)

「ははっ…情けねえけど、まだしたことねえんだよ。
 だから結構、焦りとかあってさ」

「お前とだったら気心も知れてるし、童貞を捨てる
 相手にはいいかな〜って」

「…………」

「…悪い。なんか俺、最低だな」

 正直言って、びっくりしました。
 そういうことに興味はあったけれど、まさかいきなり
 迫られるなんて…。
 この時はキスまでならいいかな……なんて思ってました。

               (東京都 Mさん 学生)

「お前、何言ってんだよ。
 決めてんだろ。するのは未来の旦那とだけだって」

「決めてるよ」

「だったら……別にいいよ、俺は」

「もー、ヒロは正直すぎ。
 ウソでも『俺が未来の旦那様になってやるー』とか
 言えばいいのに」

「お前にそんなウソをついてまで、やりてーなんて
 思わねえよ」

「…そうなんだ」

「あ…別に、お前に女としての魅力がないとか、
 そういうことじゃなくてだな」

「お前とは付き合いが長いし、そんな姑息な手を
 使ってまで童貞を捨てようとは…」

「…………」

「やべ、俺もかなりおかしくなってるな。
 自分で何言ってんのか分かんねえや…」 



 

 

 そして唐突に訪れる沈黙。

 

 部屋から出なきゃいけないという思いと、舞の傍に
 行きたいという思いが互いに激しく主張をし合う。

 

 ふと、視線がかち合った。
 普段とは違う、僅かに赤らんだ頬。

 

 舞は咄嗟に横へ視線を逃がし、ベッドのシーツを握りこむ。

 

 それからしばらくして、再びおどおどとした瞳が向けられる。

「……お前、綺麗になったな」

「!?」

 

 思わず口を滑らしてしまい、それ以上の言葉は飲みこんだ。

 

 すると舞はその沈黙を嫌うように、
『何言ってるのよ、バカ…』とうつむいてしまう。

 

 結果なんてどうでもよかった。

 

 拒絶されても、笑って冗談事にされても、俺は今の舞から
 目を離せなくなっていた。

「なあ、舞。正直に言っていいか?」

「え…?」

「…俺、お前とやりてえ。童貞捨てるなら、お前と一緒に…」

「…………」

 

 舞の唇は動かない。

 

 ただ、うつむきとも頷きとも受け取れる、縦の頭の動きが、
 止まっていた足を舞の元に向かわせていた。

 

 理性が消し飛びそうになるのを抑えつつ、舞の隣のスペースへ
 腰を落ち着かせる。

 

 触れ合う肩の接点が、胸奥へと続く導火線をチリチリと
 焦がしていた。

 

 部屋を締め切っているためか、肌にはじんわり汗が滲む。

「舞…」

 

 呼びかけと同時に軽く肩を抱くと、全身が跳ねるように
 反応をした。

 

 緊張した舞の身体は、少し腕に力をこめても垂直の向きを
 崩さない。

「ヒロ…」

 

 超至近距離での視線の交換。

 

 寡黙になった唇が、惹かれ合うように接近する。

 

 疑う余地もない、キスの間合い。

 

 しかし、舞は大きく瞳を見開いたまま硬直し、近づいた
 俺の胸を手で押し返そうとしていた。

「なあ……目、閉じねえか?」

「キスするの?」

「できれば強引にはしたくねえ」

「…………」

 

 すると胸を押していた手から力が抜け、ほんの少し
 身体が緊張から解放される。垂直だった体幹が傾く。

「ごめんね。わたし、キスなんてするの初めてだから…」

 

 照れ臭そうにうつむく細顎をすくうと、舞は覚悟を
 決めたかのように瞼を閉じた。

 

 上向きになった血色のいい唇は、しっとりと表面が
 湿っている。

(こいつって、近くで見るとこんなに綺麗だったんだな…)

 

 そんな舞をこのままベッドに押し倒したくもなったが、
 そこはぐっと下唇を噛んで堪えた。


 初体験1シーンだけでも、上記サンプルの10倍以上のボリューム♪
 50以上あるエッチ回想全てが前作よりもパワーアップ。
声優さん泣かせのキス音やフェラ音も、もちろん完備!



嗚呼、セックスって素晴らしい。


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