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「ふふふっ…分かる、君の考えていることが手に取る ように分かる」
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「私を軽蔑しているのだろう? こんな大人にはなりたくないと……現代社会に 巣くうガン細胞だと」
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「いや、そこまでは…」
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「だが、既に私の『胞子』は君の心に……いや、 この国の侍たちの心に届いている」
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「君も身に覚えがあるはずだ。 例えば君の傍で少女が寝ていたとする」
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「安心しきった表情。少女は君を信じきっている」
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「だが君は、少女を犯すだろうね。 過ちだと分かりつつ、寝たままの彼女を犯すだろう」
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「!?」
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「なぜならば、それは君が私の『教え子』だからだ」
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「っ…そんな話、バカげてるっ!」
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「本当にそうかな? いや、違う。 君の本心は、そうは思っていないはずだ」
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「…………」
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「正直になればいい。バカになるのだよ。 そこから新しい道が見えてくる」
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